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精神科医が教える「サウナ×マインドフルネス」——科学的に正しい「ととのい方」

フィンランド式サウナの木製の室内

サウナで深くリラックスしたあと、頭の中が静まり、心と体が軽くなる——そんな感覚を味わったことはありませんか。本記事では、精神科医の視点から、サウナが心と体に働きかける医学的なしくみと、マインドフルネス(今この瞬間に気づく心の習慣)との相性を、最新の研究をふまえてやさしく解説します。あわせて、院長が実際に訪れたおすすめ施設を地図付きでご紹介します。

1. はじめに——なぜ精神科医がサウナを語るのか

このセクションの結論:サウナは「気持ちいいだけ」の娯楽ではなく、ストレスとうまく付き合うための生活習慣として、医学的にも注目されています。

「サウナって、ただ気持ちいいだけでは?」「おじさんの娯楽でしょう?」——そう思われる方も多いかもしれません。しかし近年、サウナと心身の健康との関連は、医学研究によっても少しずつ明らかになってきています。

私自身、最近のブーム以前からの長年のサウナ愛好家です。精神科医として日々ストレスを抱えた患者さんと向き合うなかで、さまざまなストレスコーピング(ストレスへの対処法)をご紹介してきました。自分自身でも実践しながら、よりよい方法を探し続けています。

以前から精神科の治療にも用いられるマインドフルネスを生活に取り入れたいと考えていましたが、サウナがその実践に非常に向いていることに気づきました。「サウナ×マインドフルネス」の組み合わせは、心と体を整えるうえで、私にとって大きな助けになっています。

この記事では、感覚的な話ではなく、できるだけ医学的な根拠に基づいて、精神科医の視点からサウナを語ってみたいと思います。なお、ここで紹介する研究の多くは「サウナ習慣と健康状態の関連」を示す観察研究であり、効果には個人差があります。サウナは治療そのものではなく、あくまで生活を支える習慣のひとつとしてお読みください。

2. 現代人のストレスと「自律神経の乱れ」

このセクションの結論:現代人は「緊張モード」の交感神経が優位になりがちで、「休息モード」の副交感神経に切り替わる時間が不足しています。これが不調の一因です。

ストレスとは何か

ストレス反応とは、外からの刺激(仕事・人間関係・環境の変化など)に対して、心と体が適応しようとするときに生じる反応です。適度なストレスは集中力や行動力の源になりますが、慢性的に続くと心身に負担をかけます。

鍵を握る「自律神経」

私たちの体には自律神経というしくみがあり、心臓の鼓動・体温・消化・免疫など、無意識のうちに体の働きを調整しています。自律神経は、おもに2つの神経からなります。

神経の種類 体の状態
交感神経(緊張モード) 活動・緊張・ストレス時に働く。心拍↑・血圧↑・集中力↑
副交感神経(休息モード) 休息・リラックス時に働く。心拍↓・消化↑・回復↑

現代社会では交感神経が優位になりやすく、副交感神経に切り替わる時間が慢性的に不足しがちです。これが「なんとなくだるい」「眠れない」「気持ちが落ち着かない」といった不調の背景にあると考えられています。

自律神経・神経系のイメージ

3. サウナが心と体に働く——医学的なしくみ

このセクションの結論:サウナと水風呂の温冷刺激は、自律神経の切り替えを促し、セロトニンなどの脳内物質の働きやストレスホルモンに影響すると考えられています。

① 自律神経の「切り替え」のトレーニング

心拍の変動(心拍変動)を調べた研究では、サウナに入っている間は交感神経が活発になり、退出後にかけて副交感神経が優位へと切り替わっていくことが報告されています。「サウナ→水風呂」という温冷の繰り返しは、この切り替えを短時間で意図的に行う練習ともいえます。続けることで、日常でもストレスから回復しやすい状態を保ちやすくなると考えられています。

② 脳内の「気分を整える物質」への影響

皮膚が約43℃以上の熱にさらされると、皮膚にある温度センサー(TRPV1受容体)が反応し、その信号が脳へ伝わります。この信号は脳の背側縫線核〈はいそくほうせんかく。気分の調整に関わる部位〉に届き、セロトニン(気分を安定させる神経伝達物質)の放出に関わると考えられています。これは、医療現場で研究されている全身温熱の作用機序として提唱されているしくみです。

あわせて、サウナによってβエンドルフィン(鎮痛・心地よさに関わる)やドーパミン(意欲・快感に関わる)の働きが高まることも知られています。これらは、運動やサウナのような「体への適度な負荷」を通じて自然に分泌される物質です。

③ ストレスホルモン(コルチゾール)への影響

慢性的なストレス状態では、コルチゾールというホルモンが高い状態が続きやすくなります。コルチゾールの慢性的な上昇は、睡眠の質の低下・気分の落ち込みなどと関連するとされています。サウナ・水風呂・外気浴のあとには、このコルチゾールが低下する傾向が複数の研究で報告されています(反応には個人差があります)。

④ 睡眠への影響

サウナ後に深部体温(体の内部の温度)がゆるやかに下がっていく過程は、自然な眠気を促すと考えられています。寝つきにお悩みの方に「夕方〜夜のサウナ」をおすすめしたいのは、このためです。ただし就寝直前の入浴・サウナはかえって目が冴える場合もあるため、就寝の1〜2時間前までを目安にすると良いでしょう。

⑤ 体全体への影響(参考)

フィンランドで中年男性2,300人あまりを約20年間追跡した大規模な観察研究では、サウナの頻度が高い人ほど、心臓血管系の病気による死亡や総死亡のリスクが低いという関連が報告されています。あくまで「関連」を示すものであり、因果関係を断定するものではありませんが、サウナが全身のコンディションと無関係ではないことを示唆する知見として注目されています。

サウナでリラックスするイメージ

4. 【精神科医の視点】サウナとこころの研究

このセクションの結論:観察研究では、サウナ習慣とこころの健康との「よい関連」が報告されています。ただしこれは予防・治療を保証するものではなく、効果には個人差があります。

サウナとこころの関係については、精神科医として特に関心を寄せてきたテーマです。近年、いくつかの研究が報告されています。

抑うつ・精神的な不調との関連

前述のフィンランドの追跡研究グループは、サウナの頻度が高い人では、抑うつ症状や一部の精神疾患の発症リスクが低い傾向にあることを報告しています。たとえば、男性約2,100人を中央値で約25年追跡した研究では、サウナを週4〜7回利用する人は、週1回の人に比べて、追跡期間中に精神病性障害と診断されるリスクが低いという関連が示されました。

また、研究の世界では、医師の管理下で行う全身温熱(ホールボディ・ハイパーサーミア)が、うつ症状に与える影響を調べた臨床試験も報告されています。これは前述のセロトニンに関わるしくみとも関係すると考えられていますが、あくまで研究目的で医療管理下に行われるものであり、日常の娯楽としてのサウナとは別物です。

⚠️ 大切な注意:ここで紹介した研究は、いずれも「サウナ習慣と健康状態の関連」を示すものや研究段階の知見であり、サウナが病気を予防・治療することを保証するものではありません。効果には個人差があります。こころの不調が続くときは、サウナで対処しようとせず、まず医療機関にご相談ください。

5. マインドフルネスとは何か——「今ここ」に戻る技術

このセクションの結論:マインドフルネスとは、「今この瞬間に起きていることを、良し悪しで判断せず、ただ観察する」心の習慣です。医学的にも効果が研究されています。

定義

マインドフルネスとは、「今この瞬間に起きていることを、良い・悪いと判断せず、ただ観察する」心の状態、あるいはその練習を指します。たとえば、仕事中に「あの発言は失敗だったかな」「明日の会議が心配だ」と過去や未来に引っ張られている自分に気づき、「あ、また考えていた」とそっと現在に戻る——これがマインドフルネスの実践です。

医学的に研究されている効果

マインドフルネスは「なんとなく良さそう」な話にとどまりません。うつ病の再発予防、不安の軽減、慢性的な痛みのコントロールなどで研究が蓄積されており、認知行動療法と並ぶ心理的アプローチのひとつとして、世界中で活用されています。脳科学的には、次のような変化が報告されています。

脳で報告されている変化 日常への影響
デフォルトモードネットワーク(DMN)の過活動が落ち着く 「ぐるぐる思考」が減りやすい
前頭前皮質と扁桃体のつながりが整う 感情に流されにくくなる
扁桃体の過剰な反応がやわらぐ 不安に過剰反応しにくくなる
ストレス反応系(HPA軸)が落ち着く コルチゾールが下がりやすくなる

基本的な練習方法

難しいことはありません。最初は1日5分から始められます。

① 呼吸への集中(最も基本の練習)
椅子に座って目を閉じ、呼吸の感覚にただ注意を向けます。「吸う」「吐く」の感覚だけを観察します。何かが頭に浮かんできたら「また考えていた」と気づき、そっと呼吸に戻ります。

② ボディスキャン
頭の先から足の先まで、体の各部位に順番に注意を向けます。「痛い」「重い」などの感覚を、評価せずにただ観察します。

③ 日常動作へのマインドフルネス
歯を磨く・食事をする・歩くなど、毎日の動作を「ただ感じながら」行います。感覚に意識を向けることで、「今ここ」にいる練習ができます。

「うまくやらなければ」はマインドフルネスではない

よくある誤解は、「何も考えてはいけない」「雑念を消さなければいけない」というものです。そうではありません。考えてしまうことに気づき、ただ戻る——その繰り返しそのものが練習です。「うまくできなかった」と自分を責める必要はまったくありません。

積み上げた石(バランスのイメージ)

6. サウナがマインドフルネス実践に向いている理由

このセクションの結論:サウナは「スマホから離れた静かな空間」「強い体の感覚」「不快を受け入れる体験」という3つの点で、マインドフルネスの実践と相性が良い環境です。

理由① 「強制的なオフライン空間」になる

マインドフルネスを日常で実践する最大の壁は、スマートフォンや外部の刺激から離れられないことです。サウナ室の中ではスマホは持ち込めず、会話もなく、暗くて静かな空間が確保されます。これが、マインドフルネスの環境を自動的に整えてくれます

理由② 体の感覚が強く、自然と「今ここ」に集中できる

マインドフルネスの核心は「今この瞬間の感覚に注意を向けること」です。サウナの中では、熱さ・発汗・心拍の高まりなど、体の感覚が非常に強くなるため、頭で考えるより先に感覚へ引き込まれます。「思考の世界から感覚の世界へ」——難しい技術なしに、サウナ環境そのものがマインドフルな状態を後押ししてくれます。

理由③ 水風呂は「不快を受け入れる練習」になる

心理療法の世界には「アクセプタンス(受容)」という考え方があります。不快なものや不安を「消そう」とするのではなく、「あるものとして受け止める」姿勢です。水風呂の冷たさに入り、「逃げずにただここにいる」という体験は、この受容の感覚を体で学ぶ練習になります。

「ととのう」の正体

日本のサウナ文化でおなじみの「ととのう」という感覚は、神経科学的にも説明が試みられています。「サウナ→水風呂」という強い刺激のあと「外気浴」に移ると、体温が落ち着き、副交感神経が急速に優位になり、ストレスホルモンが低下していきます。この状態は、深い瞑想中に見られる脳の状態に近いと考えられており、いわば「体が作り出してくれる瞑想に近い状態」といえます。

外気浴でととのうイメージ

7. マインドフルネスを応用したサウナの実践法

このセクションの結論:「入室前→サウナ室→水風呂→外気浴」の各ステップで、評価せずに体の感覚を観察すると、体験がより深まります。

ステップ① 入室前(1〜2分)

・入室前に呼吸を整えます(浴槽があれば、浸かりながら整えます)。

・「これからしばらく、自分の体に起きることをただ観察しよう」と、心の中で静かに意図を定めます。

・スマホはロッカーへ。この瞬間から、外の世界から切り離された時間が始まります。

ステップ② サウナ室の中(無理のない範囲で)

・熱さ・心拍の高まり・発汗を「つらい」「早く出たい」と評価せず、ただ感じます。

・思考が浮かんできたら、「また考えていた」と気づいて、体の感覚にそっと戻ります。

・最初から長時間入る必要はありません。のぼせや体調の変化を感じたら、すぐに退室してください。

ステップ③ 水風呂(短時間)

・冷たさから逃げず、「冷たい」という感覚をそのまま観察します。

・「冷たい→でもここにいる→少し慣れてきた」という変化を追います。

・これが「不快なものを受け入れる練習」になります。心臓に負担を感じる場合は無理をしないでください。

ステップ④ 外気浴・休憩(ゆったりと)

・できるだけ間を空けず、休息スペースへ移ります。

・落ち着いたら、目を閉じて呼吸の自然な変化をただ観察します。特に何かを考えようとしなくて構いません。

・体の感覚の変化(あたたかさ・浮遊感など)をただ感じます。

このサイクルを体調と相談しながら2〜3回繰り返すと、深い回復感が得られやすくなります。水分補給を忘れずに行ってください。

8. サウナの利用に注意が必要な方へ

このセクションの結論:サウナはすべての方に無条件でおすすめできるわけではありません。下記に当てはまる方は、利用前にかかりつけ医にご相談ください。
注意が必要な状態 理由
心疾患・高血圧(コントロール不良)の方 急激な温度変化が負担になる可能性があります
妊娠中の方 高温環境が体に影響する可能性があります
強いパニック発作がある方 心拍亢進・発汗が発作を誘発する場合があります
閉所が強く苦手な方 サウナ室の密閉感が不安を強める場合があります
飲酒後 脱水・血圧変動のリスクが高まります
体調不良・発熱時 脱水・過負荷のリスクがあります

体調や服用中のお薬によっては、サウナ利用の可否が変わる場合があります。ご不安な方は、利用前にかかりつけ医にご相談ください。

9. 院長おすすめサウナガイド(地図付き)

このセクションの結論:院長が実際に訪れ、「マインドフルネスの実践の場」としてもおすすめできる施設を、地図とともにご紹介します。

下記以外のサウナを探したい方は、サウナのポータルサイトもご活用ください。

>> サウナイキタイ

>> SAUNA BROS.

🗺️ おすすめサウナマップ(東京近郊)

下の地図は東京近郊のサウナの目安です。各施設の正確な場所は、施設名の下にある「📍 Googleマップで開く」からご確認いただけます。

🗼 都内中心部

サウナ東京(赤坂)

「和流」をコンセプトにした施設。5つのサウナと3つの水風呂を備え、低温高湿のボナサウナ「瞑想」という名の個別仕切り付きサウナ室があります。2階は完全黙浴エリアで、畳のととのいスペースがあり、薄暗くマインドフルネス実践に向いた環境です。赤坂駅から徒歩1分。

公式サイト | 📍 Googleマップで開く

サウナ&カプセルホテル 北欧(上野)

ドラマ「サ道」で人気を博したサウナーの聖地。110℃超の高温サウナと、上野駅前の空が広がる開放的な外気浴スペースが特徴です。セルフロウリュで漂う白樺の香りが、感覚への集中を深めてくれます。予約制でパーソナルスペースに余裕があり、サウナに集中しやすいです。サウナ後の名物「北欧カレー」も人気。上野駅から徒歩1分。

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スパ ラクーア(水道橋・後楽園)

地下1,700mからの天然温泉と複数のサウナを備えた、都内屈指の総合温浴施設。水風呂は2種類の強度があり、初心者でも利用しやすいです。男女ともに利用可能で、最上階には完全個室プライベートサウナ「Sauna Lounge Rentola(レントラ)」(温度選択制)も。ラグジュアリーな雰囲気でレストランも充実し、カップルや友人と訪れやすい施設です。後楽園駅から徒歩1分。

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サウナ&ホテル かるまる(池袋)

薪サウナ・ケロサウナ・蒸サウナ・岩サウナなど多種を揃えた「サウナの百貨店」。6.5℃という極冷の水風呂も体験でき、しっかりした温冷刺激を求める方に向いています。屋上の薪サウナは山小屋のような造りで、都心でもフィンランドにいるような気分で外気浴を楽しめます。コワーキングスペースも充実しており、仕事に集中したあとのサウナは格別です。池袋駅西口C6出口より徒歩30秒。

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タイムズ スパ・レスタ(池袋)

池袋サンシャインシティ前のビル10〜12階に位置する、大人のリゾートスパ。清潔感のある洗練された空間が整っており、女性フロアはミストサウナなので、サウナがそれほど得意ではない女性にもおすすめです。レストランには健康志向のメニューもあり、女性に紹介しやすい施設です。

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スパ&カプセル ニューウイング(錦糸町)

ドラマ「サ道」のロケ地としても知られ、東京サウナーに長く愛されてきた老舗。ミニプールのような水風呂が名物です。老舗ならではのアナログ感が居心地良いです。錦糸町駅から徒歩3分。※男性専用。

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ソロサウナ tune(神楽坂)⭐ 当院最寄り

当クリニックから最も近い施設で、私が特にマインドフルネスの実践に向いていると感じるサウナです。完全個室フィンランド式サウナの先駆けで、着替え・サウナ・水シャワー・休憩がすべて一室で完結します。室内のスピーカーに自分のスマホを接続し、サウナ室を含めたBGMを自由に選べる点も、ととのいを演出してくれる重要なポイントです。2025年11月のリニューアルで2〜4名の個室も新設され、カップルや家族でも利用できます。神楽坂駅から徒歩3分。

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あかざる(神楽坂)

地元・神楽坂の街中にひっそりとたたずむ、古民家を改装したサウナです。一見サウナとは思えない外装。浴室は全体的に和モダンのダークな内装で、ととのいに集中できます。檜風呂の香りも心地よく、グループ用の貸切エリアもあります。

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🚃 中央線エリア(三鷹・吉祥寺・西荻窪・荻窪)

神楽坂から中央線・総武線を使えば30〜40分でアクセスできる、個性豊かなサウナが揃うエリアです。院長が勤務医時代に三鷹へ通勤していたこともあり、この界隈もよく利用していました。

FLOBA(フローバ)(三鷹)

2024年12月オープン。後述のMONSTER・ROOFTOPと同系列店です。薄暗いととのいスペースでは、フルリクライニングシートで外気浴に集中できます。室内ながら外気浴の温度が理想的で、非常にととのいやすいと感じます。三鷹駅南口から徒歩1分。

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MONSTER WORK & SAUNA(吉祥寺)

100人収容の大型サウナ室と、プール級の水風呂が圧巻の施設。ナイアガラのようなオートロウリュと5段ベンチで、スケール感と没入感に包まれます。ととのいスペースも広く、特に暗いゾーンでは深く落ち着けます。吉祥寺駅から徒歩2分。※男性専用。

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ROOFTOP Sauna(西荻窪)

国産ヒノキを使ったスタジアム型サウナと、広々とした屋上での水風呂・外気浴が特徴。屋外で外気と日差しを浴びながらフルフラットのベンチで外気浴を行うと、都内とは思えない自然を感じられます。男女ともに利用可能。西荻窪駅から徒歩1分。

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なごみの湯(荻窪)

天然温泉の露天風呂と複数のサウナを備えた老舗施設。男性側には3種類のサウナがあり、ベテランスタッフによる本格アウフグースも好評です。5階のヒーリング岩盤浴エリアは、サウナ後の深いリラクゼーションに向いています。荻窪駅から徒歩2分。

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🚄 遠征するならここ!全国サウナの聖地 三選

サウナ しきじ(静岡市)

全国のサウナーが「一度は訪れたい聖地」と語る伝説的施設。高温サウナと、地下から湧き出る天然水を掛け流した「奇跡の水風呂」が二大名物です。水風呂が気持ちの良いものだと教えてくれた場所です。薬草スチームサウナは、古の養生を思わせる体験です。年中無休24時間営業。JR静岡駅から車で約15分。

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ウェルビー栄(名古屋市)

「日本でフィンランドに近い」と評される名古屋の名門。名古屋に来たら必ず訪れます。天井が低く薄暗い「森のサウナ」はフィンランドの雰囲気を再現し、セルフロウリュの音と白樺の香りに包まれます。アイスサウナや大型のサウナシアターも完備。地下鉄栄駅から徒歩約2分。

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神戸サウナ & スパ(神戸市三宮)

関西を代表する老舗サウナ。三宮駅から徒歩1分という立地で、男女別フロアでサウナ・温泉・カプセルホテルを完備しています。屋外の水風呂やととのいスペースで、六甲山おろしの涼しさを感じながら外気浴に集中できます。神戸の学会の際に訪れ、とても心地よい時間を過ごせました。

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10. まとめ——サウナは「体で体験するマインドフルネス」

観点 サウナとマインドフルネスの関係
サウナの働き 自律神経の切り替え・神経伝達物質やストレスホルモンへの影響
マインドフルネスの働き 思考パターンの変化・感情を整える力の向上
組み合わせの良さ 「今ここ」への集中を体が自然に促し、体験が深まりやすい

サウナは「なんとなく気持ちいいもの」を超えて、心と体を整える生活習慣として注目されています。そしてマインドフルネスを意識して入ることで、その体験はより深まります。

ただし、最も大切なことをお伝えして締めくくります。サウナはあくまで「補完的な手段」であり、治療そのものではありません。こころに深刻な不調を感じている方は、まず専門家にご相談ください。サウナは、その治療や回復を支える生活習慣のひとつとして、力を発揮してくれます。

皆さんが自分のペースで、心と体を整える時間を持てることを願っています。つらい気持ちが続くときは、ひとりで抱え込まず、医療機関や相談窓口にご相談ください。

11. よくあるご質問(FAQ)

Q1. サウナはうつ病やストレスの「治療」になりますか?

A. サウナは治療そのものではなく、生活習慣のひとつです。観察研究ではサウナ習慣とこころの健康とのよい関連が報告されていますが、効果には個人差があり、予防・治療を保証するものではありません。こころの不調が続くときは、医療機関にご相談ください。

Q2. どのくらいの頻度・時間が目安ですか?

A. 決まった「正解」はありません。サウナ・水風呂・外気浴を1セットとして、体調と相談しながら2〜3セットを目安にする方が多いです。長く我慢することよりも、無理をせず心地よさを感じられる範囲で続けることが大切です。

Q3. マインドフルネスが苦手でも、サウナで実践できますか?

A. はい。サウナ室は静かでスマホもなく、体の感覚が強いため、特別な技術がなくても自然と「今ここ」に意識が向きやすい環境です。「熱さ・冷たさ・呼吸をただ感じる」だけでも、十分な実践になります。

Q4. 通院中・服薬中でもサウナを利用してよいですか?

A. 体調や疾患、服用中のお薬によっては注意が必要な場合があります。特に心疾患・高血圧(コントロール不良)・妊娠中・強いパニック発作がある方などは、利用前にかかりつけ医にご相談ください。

Q5. 水風呂が苦手です。入らないと意味がないですか?

A. そんなことはありません。水風呂が苦手な方は、ぬるめのシャワーや外気浴だけでも十分にリラックスできます。無理に冷たさを我慢する必要はありません。自分が心地よいと感じる方法で続けてください。

こころの不調が気になる方は、ひとりで悩まずお気軽にご相談ください。

※ 各施設の料金・営業時間・男女利用条件は変更される場合があります。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。
※ 本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、診断・治療を目的とするものではありません。効果には個人差があります。
※ 服用中のお薬や既往症によっては、サウナ利用に注意が必要な場合があります。ご不安な方は当クリニックへご相談ください。

参考文献

1. Laukkanen T, et al. Association between sauna bathing and fatal cardiovascular and all-cause mortality events. JAMA Intern Med. 2015. PubMed

2. Laukkanen JA, et al. Cardiovascular and Other Health Benefits of Sauna Bathing: A Review of the Evidence. Mayo Clin Proc. 2018. Mayo Clinic Proceedings

3. Laukkanen T, Laukkanen JA, Kunutsor SK. Sauna Bathing and Risk of Psychotic Disorders: A Prospective Cohort Study. Med Princ Pract. 2018/2019. PubMed

4. Janssen CW, et al. Whole-Body Hyperthermia for the Treatment of Major Depressive Disorder: A Randomized Clinical Trial. JAMA Psychiatry. 2016. PubMed

5. Hanusch KU, et al. Whole-Body Hyperthermia (WBH) in Psychiatry(温熱と背側縫線核・セロトニン・TRPV1の機序). NCBI Bookshelf. 2022. NCBI

【監修・執筆】永井常高(神楽坂メンタルクリニック院長・精神保健指定医・精神科専門医/指導医)

永井 常高

永井 常高

熊本大学卒 慶應義塾大学医学部精神神経科教室 精神保健指定医(第21030号) 精神科専門医・指導医

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