当院が地方厚生局へ届け出ている主な施設基準・加算について、患者さんにご案内します。令和8年度(2026年度)の診療報酬改定をふまえ、内容を更新しています。診療報酬は国の制度に基づくもので、内容は今後変更される場合があります。
1. 認知療法・認知行動療法(認知行動療法1)に関するお知らせ
当院は、「認知療法・認知行動療法1」の施設基準を満たし、地方厚生局へ届け出て受理されています(届出受理番号:認1 第310703号、算定開始:令和8年5月1日)。これにより、保険診療として認知行動療法を提供できる体制を整えています。
認知行動療法(CBT)とは、ものごとの受け取り方(認知)や行動のクセに働きかけ、つらさを和らげていく心理療法です。うつ病や不安症などに対して有効性が示されており、保険適用となっています。
- 厚生労働省が定める研修を修了した医師が、定められた手順・時間で実施します。
- 対象となる疾患や実施の可否は、症状や治療経過により異なります。外来の状況により、すべての方に実施できるとは限りません。
- 実施を希望される場合や詳細は、診察時に主治医にご相談ください。
2. 医療DXの推進と「電子的診療情報連携体制整備加算」に関するお知らせ
制度の変更について:令和8年度(2026年度)の診療報酬改定により、これまでの「医療情報取得加算」と「医療DX推進体制整備加算」は見直され、令和8年6月1日から「電子的診療情報連携体制整備加算」として再編されました。評価の考え方が、設備を「整備しているか」から、実際に「活用しているか(実績)」へと移っています。
当院は、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、より安全で質の高い医療の提供に努めています。具体的には、次のような体制を整えています。
- オンライン資格確認(マイナ保険証)を通じて、受診歴・薬剤情報・特定健診情報などを取得し、診察に活用しています。
- 医師が診察室で、これらの診療情報を閲覧・活用できる体制を整えています。
- オンラインによる診療報酬請求により、迅速かつ正確な請求と情報漏えい防止に努めています。
- 電子処方箋の発行に対応しています(運用状況により変動する場合があります)。
- 電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制を有しています。
- マイナ保険証の利用について、院内掲示・お声がけ・ウェブサイトでのご案内を行っています。
「電子的診療情報連携体制整備加算」は、上記のような体制と実績に応じて、外来では次のように区分されます(参考)。
| 区分 | 点数(参考) |
|---|---|
| 初診時 加算1〜3 | 15点/9点/4点(いずれか・月1回) |
| 再診時 | 2点(月1回) |
※1点=10円(保険負担割合に応じてご負担いただきます)。区分は、電子処方箋・電子カルテ情報共有サービスの対応状況やマイナ保険証の利用実績などにより決まります。正確な情報取得のため、マイナ保険証のご利用にご協力ください。
3. 「電子的診療情報連携体制整備加算」と「明細書発行体制等加算」の関係
重要:「電子的診療情報連携体制整備加算」と「明細書発行体制等加算」は、同時に算定することができません(いずれか一方のみ)。
この2つの加算には、次のような関係があります。
- 「明細書発行体制等加算」は、再診料・外来診療料に付随する加算で、初診料には設定されていません。
- 「電子的診療情報連携体制整備加算」を算定する場合、同じ月の再診時に「明細書発行体制等加算」を重ねて算定することはできません(重複は算定の誤りとなります)。
- したがって当院では、制度の定めに従い、どちらか一方のみを適切に算定します。会計時にお渡しする明細書には、その月に算定した項目が記載されます。
なお、明細書そのものの交付(下記5)は、加算の算定にかかわらず、これまでどおり無償で行っています。
4. 一般名処方に関するお知らせ
- 医薬品の安定供給のため、特定の製品名(商品名)ではなく、薬剤の有効成分をもとにした「一般名」で処方を行う場合があります。
- これにより、供給が不安定な薬であっても、保険薬局で同じ有効成分の複数のお薬から選択でき、患者さんに必要なお薬が提供されやすくなります。
5. 明細書の交付に関するお知らせ
- 医療の透明化と患者さんへの情報提供のため、会計時に、個別の診療報酬の算定項目がわかる明細書を無償で交付しています。
- 明細書には、使用した薬剤や検査の名称が記載されます。ご不要な場合は、会計窓口でお申し出ください。
6. 夜間・早朝等加算に関するお知らせ
- 厚生労働省の規定により、平日18:00以降・土曜日12:00以降・日曜日・祝日の終日の診療には、初診・再診にかかわらず夜間・早朝等加算(50点)が適用されます。
- 診療時間内や予約診療であっても、上記の時間帯では同様の取り扱いとなります。あらかじめご了承ください。
本ページに記載の点数・施設基準は令和8年度診療報酬改定時点の内容です。制度改正や運用状況により変更となる場合があります。ご不明な点は受付・会計窓口までお問い合わせください。